2014年12月29日

鶴岡鉄工所さんの首曲鉈

千葉県上総、安房地域の地方型鉈である首曲鉈。

ネット上ではやたら有名な新潟の鉈鍛冶が造っており、しかもそれをネットショップがあちこちで売っているため、全く現地物は検索に引っかかりません。
しかも、どうも首曲鉈と言う名前自体も怪しく、現地では首鉈・曲鉈と言ったような呼ばれ方をしており、竹割りと呼ばれているのも聞いたことがあります。

数年前までは千葉県上総、安房地域で注文したり在庫している鍛冶屋さんもあったのですが、今急速な減少で入手手段は限られてきています。
そんななか、市原市の鶴岡鉄工所さんに頼んであったものがこれです。

PICT0244.JPG
全体。他地方にこれに似たのはあるのでしょうか。

PICT0242.JPG
刃部アップ。鶴岡さんは末広がりな形ですが、四角くなっている場合がほとんどです。新潟のも四角いですね。

PICT0243.JPG
刃長は短いですが、峰は結構厚めです。

本来竹を伐採するのに使うらしいのですが、いかなる使い方するのか実は私も知らないのです。近いうちに調査したいと思います。
鶴岡さんは2014.10現在休業中です。


posted by 槌音 at 01:26| Comment(2) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
初めまして、こんにちは。
市原市で両親が営む金物店を手伝っています。
こちらの鶴岡さんに当店も鍬や特殊な工具の制作を
依頼しており、私も何度がお会いした事がありました。
しかし、2014年にお亡くなりになりました。
本当に残念です。
金物屋と鍛冶屋さんはこれほどまでに繋がりがある事、
そして近年、鍛冶屋さんがどんどん減っている事、
自分が金物屋を手伝うようになって痛切に感じました。
微力ではありますが、鍛冶屋さんが丹精込めて作った物を
世に出す店として精進していきたいです。
こちらのブログの更新、楽しみにしています。
Posted by 金物ムスメ at 2016年05月07日 11:44
訪問いただき、ありがとうございます。

現在も前を通ると工房がそのままになっているので、まだ通院などしておられるのかなと思っておりましたが、とても残念です。思えば鉈を受け取ったときも入院中ということで、ご家族からお品物を受け取ったのです。

以前は勝浦街道をとおると、先がけが集中するシーズンには、大量の鍬を店先に並べておられた姿が記憶に残っています。

現在、金物屋さんへの卸に対応できそうな鍛冶屋さんは、君津市に一軒だけでしょうか。千葉県内ではもうそこまで鍛冶の火は落ちてしまいました。

金物屋さんというと、産地からの仕入れがほとんどですが(近在の鍛冶屋さんと取引がおありのところは僅かです)今後とも何とか地元の形状の道具をおいていただきたいと思うと同時に、応援いたしております。

Posted by 槌音 at 2016年05月08日 00:45
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